■座談会:オルガノの子供達編

<605年30日、バハ区東のナガツキ家にて>

エベルーフ
「あー…、ども。正直かなり面倒くさいんだけど、管理人が座談会をやるってことなんでなんか適当にしゃべって下さい」
シャラ
「なあに、エーベルったらその怠惰な雰囲気はちょーっと頂けないわよ。一応次期PC候補ってことで進行役に選ばれたんだから、もう少しやる気を見せてもいいんじゃなくって?」
ラクシュ
「そうだぞー」
エイゼル
「そうそう、そんなやる気のない弟を持ってお兄ちゃんは悲しいぞ!」
ラクシュ
「お姉ちゃんも悲しいぞー!」
エベルーフ
(ため息) 「はいはい。じゃあ、まずは自己紹介でもして下さい」
シャラ
「長女のシャラです。人生の目標は「愛に生きる」です。最近、幼い頃からの夢「ミスプルト」を最近かなえることができてとっても幸せなの。うふv」
ラクシュ
「二女のラクシュです。なんだか妙に説明的ですけど、お父さんから唯一積極性を継いで誕生しました。だから、子供の頃は人気者だったんですけど、学び舎行ってる間に削れちゃって意味ないじゃんって感じです(…)。」
エイゼル
「エイゼルでーす! 愛称はエーゼだよ〜。元気いっぱいなエーベルの双子の兄でーす。将来はバンダナ装着する予定★ 予定ではになりまーす。ねね、俺のバンダナ装着時かっこいいと思わない? 似合ってるよね、エーベル? ね? 似合うよね、似合うよね?」
エベルーフ
「全然似合ってない」
エイゼル
「煤i@д@;」
ラクシュ
「涼しい顔してそういうこと言うのやめようよ」
エベルーフ
「同じこと34回も言われたら、たまには逆のことも言いたくなるだろ」
ラクシュ
「むぅ、確かに…」
シャラ
「納得していいものなの? でも、逆ってことはやっぱり似合ってるってことなのね。うふふv」
エイゼル
「…ホント? 似合ってる?」
エベルーフ
「…」
シャラ
「ほうら、エーベルも自己紹介しましょ? ね?」
エベルーフ
「…エベルーフ。愛称はエーベル。末っ子。以上」
ラクシュ
「煤i ̄□ ̄; 短っ!」
エベルーフ
「ていうか、今更自己紹介の必要あるのか?」



エベルーフ
「あー、なんかメモにこれだけは聞いておいてくれっていうのがあるから、聞くよ。『お父さんのことをどう思ってるか』だとさ」
シャラ
「超のつく親バカv うふ」
ラクシュ
「超お母さん命vって感じ?」
エイゼル
「渡してくるお弁当がクッキーばっかで、飽きた」
エベルーフ
「揃いも揃って身も蓋もない言い方だな(ため息)。でも、お弁当がクッキーなのはナガツキ家の伝統だろ。むしろ、誰の国でも、どこの家でも同じだと思うが?」
エイゼル
「えー、でも、この間のフース君とデショームちゃん双子のお弁当はすっごく豪華だったけど? 王魚のシチューだろー、宝珠カビチーネだろー…」
シャラ
「そういうお弁当を持たせる家もどうかと思うけれど」
ラクシュ
「NPCは別ー。もう諦めた方がいいよ。残りの二年もクッキーばっかなんだからさ。それに、そういう家って多分、石かカイモドキが60個以上たまってて、子供達が勝手にアイテムを持っていくようになっちゃってるんだよ。うちって絶対に60個以上ためないもんね。そういうとこは尊敬するかも」
エイゼル
「やだやだ! 俺も倉庫から持ち出したい! 豪華なお弁当がいい!」
エベルーフ
「でも、宝珠カビチーネはともかく王魚のシチューじゃ性格ステータスアップの効果はないからパスだな」
シャラ
「そういうプレーヤー視点の会話はやめましょうよ? ね? 綺麗なお姉さんからお願いv」



ラクシュ
「ところで、エーベルはお父さんのことどう思ってるの?」
エベルーフ
「え…」
ラクシュ
「ん〜、何照れてるのかな〜? ほらほら、隠すとためにならないゾ!」
エベルーフ
「…交友範囲が広い割に友人一人一人大切にしてるし、仕事も武術も頑張ってて普通に尊敬できる父だと思うけど…(ぼそぼそ)」
ラクシュ
「あら、まあ! 何かしら、この可愛い子! ほら、あんな父へのこの褒め言葉、聞きまして、エーゼさん?」
エイゼル
「ええ、ばっちり聞きましてよ、ラクシュさん♪ うん、知ってたけどな。実はエーベルが一番お父さんだいすきーで、べったりだってことくらいさ〜」
エベルーフ
「ええい、次だ、次! …ええと、なになに、ラクシュお姉さんに伝言みたいだぞ」
ラクシュ
「え、あたし?」
エベルーフ
「移住して下さったnさんからの話では、とにかく、早く、早く、早く〜!というくらいアレが短いらしいけど…。一体なんだろうな」
ラクシュ
「?ナニソレ、どゆコト?」
シャラ
「…、ああ、なるほど。なんとなく分かってしまったわ…」
ラクシュ
「え、何何、お姉ちゃんどういう意味!?」
シャラ
「悪いことは言わないから、早々結婚して子供を作りなさいってコト。きっとあなたのほうが先になっちゃったら、さすがにあのお父さんでもしょげるでしょうね…」
ラクシュ
「うええ? ナニ、ナニ!?(@@)」
エイゼル
「…あ、そうだ! 結婚で思い出したよー。はいはーい! おねーちゃん達に可愛い弟から大質問! この間、二人とも彼氏とは違う人たちと港でいちゃいちゃしてたみたいだけど、あの人たちだあれ?」
エベルーフ
「こ、こら、エーゼ、そういうことは…!」
ラクシュ
「…見てたの?」
シャラ
「あら♪ そういうのはデバガメっていうのよん。いけない子達ねぇ。お姉さんがおいたするわよv」
エイゼル
「わわわ…;」
ラクシュ
「ていうか、姉さんは、クリモフさんを振って誰と?」
シャラ
「ロランよ」
ラクシュ
「またタイプの違う人だなあ。ロラン君ってまだ成人したてじゃなかったっけ。クリモフさんはどこか駄目だったの?」
シャラ
「クリモフじゃわたしと魅力がちょっと釣り合わなかったから、かしらねえ。年上でいろいろ面倒くさくなくてよかったけれどね。でも、さすがにそろそろ結婚が気になる年齢だし、そうなると父親よりも年上とはちょっとねぇ。ま、ロランとそういうこと考えてるかって言われたらまだ付き合い始めてばかりだし、微妙なところだけれど」
エベルーフ
(なんだかなぁ)
ラクシュ
「ふぅん」
シャラ
「ほら、ラクシュはコルセアさんと付き合ってたのに、次は誰と?」
ラクシュ
「…ええと」
エイゼル
「俺、知ってる! 従兄のラーク兄ちゃんだった!」
ラクシュ
「こ、こら!」
シャラ
「あら、ラークなの? あなた達、仲悪かったはずじゃなくて?」
ラクシュ
「うー、うるさいなー。なんだっていいでしょ! …だって、あいつが妙な顔つきで誘ってきたんだもん。それが嫌じゃなかったんだもん…、仕方ないじゃない…」
シャラ
「あらあら。少女漫画っぽい展開ね、うふ。…何にしろ、早くね。あなた、アレが短いんだから…」
ラクシュ
「だ、だから、アレってなんなんだよー!」
エベルーフ
(女性同士の会話というのはついていけんな。ふぅ)
シャラ
「ところで、そこのおちびちゃん達。君達には気になる女の子はいないのかしらん?」
エイゼル
「気になる子かあ? ねえ、エーベル、いる?」
エベルーフ
「マロンちゃん」
エイゼル
「え、いんの!? 俺、『知らん』ってとぼけると思ってたのに! うわあ、そうかあ。マロンちゃんかあ。どこが気になってんの?」
エベルーフ
「美味そうな名前だよな」
エイゼル
「名前かよ!?煤i ̄□ ̄;」
エベルーフ
「そういうお前は?」
エイゼル
「俺はねぇ…、同級生のジュディスちゃんが気になってます!」
エベルーフ
「…初耳だぞ?」
エイゼル
「あと、さっき豪華なお弁当を持ってきてるデショームちゃんに、あと、ラーク兄ちゃんの妹のレミィちゃんもとってもとっても気になってます!」
エベルーフ
「それ、今、学び舎に通ってる女の子全員じゃあ…」
エイゼル
「だって、みんなかわいーんだもん(*^▽^*)」
ラクシュ
「ちょっと気が多すぎじゃない? おねーさん、感心しないゾ!」
シャラ
「うふふ。女の子をもてあそんじゃ駄目よ?」
エベルーフ
(…恋愛沙汰の話になると、どうしてこう盛り上がるんだろうな、はぁ)




エベルーフ
「…じゃあ、そろそろお開きにします」
エイゼル
「えー! まだ話したりないゾ!」
エベルーフ
「身内の恥は自らの恥。これ以上、自分の恥をさらす気はない」
ラクシュ
「エーベルってば、いっつもそんなふうに辛辣な言葉ばっかー」
シャラ
「でも、本当は一番家族思いよね。ふふv」
エベルーフ
「…」
エイゼル
「エーベル、顔あっかい〜♪」
エベルーフ
「うるさい! これで終わりだ! 以上!」

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