「どうしよう…困ったなあ」
カナンがおろおろしていると、先ほどの新年祭で隣にいた褐色の肌をしたおっとりとした雰囲気の青年が話しかけてきた。
「どうしたの？」
「あ、あの、私移住してきたばかりなんですが…ここの地図を家に忘れてきてしまって
ウルグの場所が分からないんです…」
「見かけない顔だと思ったら、やっぱり移住者だったんだね。
それで、どこのウルグなんだい？」
「バハです」
「へえ、奇遇だね。僕もバハウルグなんだ。良かったら一緒に行こうか？」
カナンの表情がぱっと明るくなった。
「本当ですか！？」
「うん、僕は全然構わないよ」
「ありがとうございます！」
彼はカナンに笑みを見せると歩き出した。その後をカナンも追っていく。
「あ、私はカナン・ナガツキと言います。あなたは？」
「僕はハウンド。ハウンド・ワグナーだよ」
※↑夫ハウンドとの出会いを話にしたら、こんな感じかなあ、と（笑）
まず、最初のPCということもあって、出世等は関係なく適当にやってみよう、と思って始めたので、訓練はしないで、仕事をやって残り物で料理を作ってました。そして料理にはまる（笑）丁度ウルグがバハということもあって、全ての収穫物が料理に使えて、かなり楽しかった覚えが（笑）
そんな理由で仕事ばかりやっていたので、最初にやったのは、ショルグ長ではなくてウルグ長です。といっても、仕事ランキング「6〜8位」くらいでいきなり選挙に出れたので、かなり運が良かったと言えるでしょうね。そしてウルグ長になって少しの間務めた後、外され（そりゃあ、運だけでやってましたから；）その後はショルグ長になりました。暫くショルグ長を務めていたんですが、NPCになって暫くしてから一度落とされ、今度はまた選挙でウルグ長に選ばれそのまま評議長へ…。
と、まあこんな感じです。特に変わった人生は送ってないですね。順調に出世して評議長になれた幸せな人です。でも評議長…やってみたかったなぁ。せめて評議会館邸に住みたかった。早く結婚してしまったので、住めなかったんです；人生の半分近くを評議長として過ごし、夫の後を追うように亡くなりました。享年35歳。夫が長生きだったのでカナンも長生きしてくれて嬉しかった＾＾
■家族のこと
夫：ハウンド・ナガツキ（旧姓ワグナー）
/ 480年26日〜？？？家族 / 父：ラシディ 母：テルミア 姉：ナイダー 兄：ゴタ
マイダーリン♪特に13歳以降のお顔が大好きなのです。というわけで、画像が13歳時なのは私の趣味(笑)だって、あの赤いバンダナあまり好きじゃなかったんだもの(苦笑)後でこの国より前の国で彼の家系を調べたところ、彼はリムウルグ長の息子でした。どおりでよく仕事をしたはずだ。もし、カナンと結婚していなかったら、良きウルグ長になっていたかしら？
長女：ルミナス・デイリー / 491年25日〜523年6日 享年：31歳
家族 / 夫：テヨン 子供：長男ウルコ、長女アマリリス
父親似の褐色美女♪2歳年上のテヨン・デイリーと結婚し、一男一女の母親に（別データではもう一人娘に恵まれました♪）後に、リムウルグ長となったテヨンをしっかりと支えたよき妻だったのでは、と想像(^-^)でも、たった一年の間に弟、父親、母親、夫を亡くしたのは不幸としか言いようがないです…しかも、兄弟達の間では一番長生きでした。きっと、看取るの、辛かっただろうなあ…
長男：ヘルベルト・マクファソン / 493年5日〜519年14日 享年：26歳家族 / 妻：ラカイユ 子供：長女べジャ、長男ペトル
カナンの子供達の中で（2代目PCを除く）唯一出世したのがこの人。ミスタープルトにも選ばれ、システム移住者のラカイユという美人の奥さんをもらい、一女一男の父親となり、ジマショルグ長にもなり、夜の大会の常連にもなっていました。常に「好奇心旺盛」を通した人生の末、26歳で死去。欲を言えば、もっとショルグ長として活躍してほしかった…
二女：サリア・ナガツキ2代目PC。詳しくは彼女の記録の方で。美人さんでとても嬉しかったです♪
二男：エディ・ダーリング / 495年28日〜517年12日 享年：21歳家族 / 妻：ルビー 子供：レンダ
子供の頃はまだよかったけれど、成人してからの剃り込みはちょっと…(汗)性格は「竹を割ったよう」と「好奇心旺盛」をうろうろ…奇蝶さんから頂いたルビー・ダーリングちゃんと結婚。一人娘を授かる（別データではもう一人息子が生まれました♪）両親よりも先に21歳で逝去。あまりぱっとしない人生でした；もう少し生きていれば活躍できたかなあ…
三男：アッシュ・ファーラン / 497年1日〜519年18日 享年：22歳家族 / 妻：ドレーク
10年近く付き合った恋人を振り、その後恋人をとっかえひっかえしした末、20歳で結婚したはいいけど、子供ができないまま22歳で亡くなるという人生を送った、カナンの子供達の中では一番の問題児；特に女性関係がなあ…（そんな彼の性格は頑固一徹…。汗）子供云々はともかく、せめて父親が亡くなる前に結婚してほしかったです。実は2代目はサリアではなくて彼でやろうとも思ったんですが、早く学生時代がやりたいとう理由でサリアでやることにしたんですよね。落ち着いたのが晩年だったためか、あまり出世はできなかったです。残念。