■本編:1話『移住』
オレグ
「やあ、お嬢さん達、元気かーい? みんなのおにいさん、オレグ・ツァスタバだよ〜。って、これも、もう今回で最後になりそうなそうでないような。ん? ていうか、今回からルシマちゃんが司会者になるんじゃないかって? いやいや、とりあえず、今回は僕が司会をやるよー。というか、多分ルシマちゃん視点に変わっても僕は登場すると思うのさ★ だって、ほら、僕は国だしキャラだしね!(意味不明)というわけで、今日はその養子がやってくる日なのだ。ねね、どんな子がくるか楽しみだねぇ、レイド君!」

レイド
「はぁ(ため息)。あんたはいつも元気でいいよな。なんかさ、俺、昨日からすっごい嫌な予感がして仕方がねえんだけど」

オレグ
「おやおや、なんでー??」

レイド
「なんか、こう…。漠然とした不安っていうかさ。プレーヤーが俺を陥れようとしている気がしてならない。来るのは、そのルシマって子と親父そっくりのルヴィースって子だけなのか?」

オレグ
「んー。それにプラスして二人は調整に必要だったみたいだから、余分に二人はくるはずだよ。ルシマちゃんがエナだけしか持ってなくて不安だから、ライバルにならないように、って男の子ばっからしいけども。でも、さすがに3人も男の子をいれることになっちゃったから、男女比偏っちゃったみたいだねえ」

レイド
「ふうん。あと二人、ね。一体プレーヤーはどんな人選をしたんだか。はぁ(ため息)。…やっぱり不安はぬぐえねえな」

<そうして、子供達を乗せた船が到着した>

ルシマ
「…っとと…。きゃあ!(ばたんと顔からこける)」

アストール
「あーあ、しょっぱなからこけてるよ…。だから言っただろ」

ルシマ
「うぅ…(泣)そんなこと言っても、突然変わるなんて無理だもん…」

アストール
「気をつけてればいい話だろ。ったく、ほら、お金も落として…。って、なんだ、このお金の量!?Σ(@@; …10000以上ありそうじゃないか!」

ルシマ
「これはね、たぶん養子先が石とかカイモドキでいっぱいでお弁当なんて残ってないだろうから、自分で買うようにってもらったの。ええとね、13000以上あったかな」

アストール
「どう考えてもこんなにいらないだろ…(汗)」

オレグ
「おお! ふたりともカワイイねえ〜♪ 顔そっくりだけど、双子かなあ?」

レイド
「あの子だろ。ルシマって。マジでお袋そっくりだな」

オレグ
「そりゃそうじゃないのー? だって、本人みたいなもんだし。いや、君の母親の新規さんとは別人ではあるんだけど。うー、ややこしいなあ!」

レイド
「なんでもいいよ。別に」

ルシマ
「あ、は、はじめまして、レイドさん。お話は常々…。??あれ、ええと、そっちの人は?」

オレグ
「はじめまして、僕はここの国だしキャラのオレグ・ツァスタバっていうんだ。ルシマちゃんは特別に「オレグおにーちゃん」って呼んでいいからね♪」

ルシマ
「うん、オレグ…お兄ちゃん」

オレグ
「ぐはっ!煤i ̄□ ̄; ち、ちょっとちょっとレイド君、今の聞いた!? 誰もがオッサン扱いなのに、初めておにーちゃんって呼ばれたよ、僕!(*^^*)」

レイド
「…おい、おじさんでいいぞ。本当なら、嬢ちゃんのじいさんくらいの年齢なんだから」

ルシマ
「え、で、でも…、若々しいし、お兄ちゃんでもいいかなって」

レイド
「若々しい? こういうのは精神年齢が幼いっていうんだ」

オレグ
「ちょっとぉー、いい感じに打ち溶けようとしてるんだから、茶々いれないでよねー(ぶーぶー)。ルシマちゃん、カワイイねえ。君がレイド君の後にPCになるんだよね。ああ、嬉しいなあー。これからは、たぶん弄られなくてすむぞ〜…!(*´▽`*)そうだ、何か困ったことがあったら、オジサンのところにくるんだよ。いろいろ教えてあげるからねー♪」

レイド
「だから、あんた、そういう冗談はやめろっての。マジで怪しすぎだから」



アストール
「…なんか、いろいろと疲れそうなところだな」

ルシマ
「そうかな? 私は楽しそうなところだと思うの」

アストール
「まあ、来ちゃったものは仕方ないけどな。いいか。ルシマ、本当に気をつけろよ。変なオジサンについていっちゃ駄目だぞ! 寝る前の火の不始末には気をつけるんだぞ! ガスの元栓はしめとけよ! 宿題は余裕を持ってやるんだぞ! 一日三回歯磨くんだぞ! それからそれから、食事は一日三回! おやつはその間に二回! バナナはおやつに食べるんだぞ!」

ルシマ
「アス、最後のやつ、意味がわかんないよ…(^^;」

アストール
「いや、バナナは意外と高カロリーだから、ダイエット中の人は食後のデザートで食べちゃいけないっていう…」

ルシマ
「わたし、ダイエットしてないよ。それにバナナはプルトにないし」

アストール
「…。…。…。だよな。お前、逆に細すぎだからちゃんと食えよ」

ルシマ
「前々から思ってたけど、アスってお兄さんっていうよりお父さんみたい。うん、分かってる。わたしは大丈夫。それにね、アスと引き取り先が違っても、同じ国に住んでればいつだって会えるじゃない。でしょ?」

アストール
(…なんだよ、船の中では離れ離れになりたくない!って言ってたくせに…。言ってたのに…)

ルシマ
「じゃあ、わたし、行くね。養子先のおじさん達に挨拶してこなきゃ。あ、ちなみに養子先のショルグ長さんはブランドンさんっていってな人なの♪ どことなくルヴィに似てるのは、狙ってやったのかなあ? うん、たぶん、そんな気がする。それじゃあねー」

アストール
「おーい、転ぶなよー! って、やっぱ転んでるし。
…。
…。
…。
はぁ」

オレグ
「おやおや、アストール君だっけ? 振られちゃったねー?」

アストール
「おわ!? な、なんだよ、おじさん」

オレグ
「ががーん、やっぱり、僕っておじさん? 折角ルシマちゃんに『お兄ちゃん』って呼ばれてうきうき気分だったのにい〜」

アストール
「おじさん以外の何者でもないです」

オレグ
「うぅ、突っ込みきっついなぁ(汗)。レイド君並みだよ…。ま、いいけどね、慣れてるし! 僕はこう見えて意外と強いんだよ。ふふん。だって、国だしキャラだしね!」

アストール
「わけ分からないんですけど」

オレグ
「ねね、元気だして。その内に、君にもルシマちゃん以外に出来るよ。大切な人がさ(^^)」

アストール
「…あなたのことはよく分からないけど、とっても似合わない台詞だと思う」

オレグ
「ぐはっ!煤i ̄□ ̄; や、やっぱりそうかなー。やっぱり、僕って、いつもの通りお調子者キャラのほうがいいかなぁ??」

アストール
「…っんとーに、変な人。…。でも、ありがとう…。でさ、おじさん、知ってたら教えて欲しいんだけど、おれはどこに養子に入るの?」

オレグ
「いえいえ、どういたしましてー。やっぱり子供ってかわいーもんだねぇ♪(なでなで) 君はコークショルグ長のカリン・ファンクさんのところだよ。って、おお! 鋭い睨みがたまらない(きらーん)ズーク君と兄弟になれるよ! なんて羨ましい…!」

アストール
「なでないで下さい。ふぅん、ズークさんって人と兄弟なんだ。…そっか、兄さんができるのか…。じゃあ、おれも挨拶に行ってこようっと」



オレグ
「子供相手だと、これまでの流れっていうかテンションを維持すんの難しいねえ。プレーヤーも学生時代のプレイ日記を書きなれてないせいもあるんだろうけどさー。創作色強すぎだと思わない? 僕、思わず『いい人』しちゃったー。てへ」

レイド
「ホント、似合わない台詞だったよな」

オレグ
「二度も三度も言わないでよー(^^;」

レイド
「さてと。で、俺んとこにくる子は…(きょろきょろ)」

ルヴィース
「(きらーん)父ちゃん!(後ろからレイドに抱きつき)」

レイド
「うああああ! な、な、なんだ!?(@_@)」

ルヴィース
「父ちゃんだよね? さっき、船の中で聞いたんだ。水色のローブを羽織ってる人が俺の父ちゃんだって。へへ、父ちゃん、父ちゃんー!(ぎゅー)」

レイド
「…!(@△@;(いきなりのことでかなり焦っている)」

オレグ
「おやおや、レイド君ってばいきなり好かれちゃったみたいだね。うんうん、でも、良い親子になれそうじゃなーい?」

レイド
「いや、なんというか、適応能力早すぎだろ!?っていうか…(汗)」

ルヴィース
「俺ね、ルヴィースっていうんだ。ルヴィって呼んでいいよ。わーい、父ちゃーん!(更にぎゅー)」

レイド
「そ、それは分かったから、離れてくれ、頼むから(汗)(くっつかれるのが苦手)」

ユナン
「っと、どこにいるんだろ…。あ、ああああ! 発見、発見! にーちゃんだー!!! にーちゃん、にーちゃーん!(空いていた前方から抱きつき)」

レイド
「うわあああ! つ、次はなんだ!? って、ゆ、ゆ、ユナン!?(@_@)」

ユナン
「にーちゃん、きいて、きいて! おれ、選ばれたの! 移住者に選ばれたのー! また、にーちゃんと一緒の国で生活できるんだよ〜♪」

レイド
「な、な、なんで!? だ、だって、お前、確か前に花峰ショウさんの国で茶髪のウェーブのかかった女の子と親友になったって喜んでて…(汗汗)」

(すみません; 勝手にお名前出してしまいました。汗)

ユナン
「うん。それは、それ。これは、これ」

レイド
「だ、だって、お前、親父と性格そっくりだって設定だったろ!? だったら、この子(後ろにくっついてるルヴィ君を指差す)とキャラ被るじゃないか!」

ユナン
「だいじょーぶ! だって、おれ、プレーヤーがこれをやりたいがために派遣されたようなもんだし〜♪ たぶんこれからそんなに出番ないし〜♪」

レイド
「って、お前、それでいいのか…(汗)」

ユナン
「いいの、いいの。出番なくてもにーちゃんとまた会えただけでうれしーもん♪ あ、これね、本国のかーちゃんからのお土産。パンとかクッキーとか入ってるから食べてよ。にーちゃん、好きだよね?」

レイド
「あ、ああ…(思わず受け取る)」

ルヴィース
「んーと、父ちゃんの弟?」

ユナン
「そうだよ、年の離れた弟なんだ。名前はユナン。よろしくね(^^)」

ルヴィース
「うん、よろしくっ。なな、俺たち、気が合いそうな気がするんだ。学び舎でも遊ぼうなー♪」

ユナン
「うん、おれもそう思ってたんだ。友達になろうね♪」

レイド
「お、俺を挟んで会話するのはやめてくれ…」
(ひっつかれるのは正直苦手だが、根が子供好きなので、邪険にできなくて困っている。笑)

オレグ
「移住者の子の最後は、レイド君の弟か…。ふむ、なるほど」

レイド
「って、あんた、何を納得してるんだ!?(汗汗)」

オレグ
「いや、駒をそう出してきたかって。こういう人選もありかなって思ってさ。レイド君、君相当プレーヤーから好かれてるみたいだよ★ 良かったねえ(*^^*)」

レイド
「よ、喜べない…(汗)」

オレグ
「さーて、これからこの子達がどうなっていくのか! 次回からは子供達の生活中心にお届けしまーっす。僕の出番はたぶん減っちゃうけど、…ああ、お嬢さん達、悲しまないでおくれ。だいじょーぶ、将来の良い男達に美女達がたくさん登場…予定…だからネ! …、将来の美女かあ。僕も楽しみだなあ♪(*´▽`*)」

ルヴィース
「おはなし、もうおしまい? んじゃ、とーちゃん、おうちにかえろー♪(背中に飛び乗る)オレグにーちゃん、ばいばーい!」

レイド
「うわっ、こら、勝手に飛び乗るな!; あー、もう…。仕方ねえな」

ユナン
「それじゃ、にーちゃん! またちょっかい出しにくるからよろしくねーv(退場)」

レイド
「出しに来なくてもいい」

オレグ
「ていうか、ちょっとお嬢さん達、今の聞いた、聞いた!? 今、僕、にーちゃんって呼ばれたよぅ!(感涙) ルシマちゃんに続いて二人目だよ! ルヴィース君、カワイイよ…! ああ、今日は良い日だ…。じゃあ、僕は良い日のまんま今日を終えるためにこのまま寝ることにするよ! じゃあね〜!(退場)」

ルヴィース
「ねぇねぇ、おれねぇ…あっちでは、おとうとが2にんとー、いもうとが、えーと…3にんいたんだ〜。だからこっちでも、きょうだいがいるってきいて、すげぇうれしいっ。」

レイド
「はぁ…。何かと騒がしくなりそうだな。
…ああ、お前のとこも兄弟多いんだな。ええと、お前とネリーやミレイとは同じ年から三つ子みたいになるのかもしれないな」

ルヴィース
「でね、そいでねー…(寝、た…)」

レイド
「…ん? なんだ、急に静かになったな。
…ああ、寝たのか。そりゃそうか、長い船旅だったみたいだしな。疲れてるよな。
…。
まぁ、でも、騒がしいのもたまには悪くない、か。」
(後ろで眠るルヴィ君を見ながら、微笑を浮かべる)

<本編:1話『移住』おしまい>

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