■本編:9話『結婚式』
ルシマ
「おはようございます、ルシマです(ぺこり)。あれからルヴィとは順調に交際を続けています♪ こんなにラブラブでいいのかな、とちょっぴり思ったりもしないでもないんですけど…。あとはアイシャ湖でプロポーズのみとなりました…。結婚…。まだ昨年までは学生だったというのに、こんなに早く訪れるかもしれないことになって、ちょっぴり驚いています…。まだ一年も経っていませんが、結婚式を見に行った日がちょっぴり懐かしいです」

ネリー
「お。ルー、はっけーん♪ バハウルグのほうへ向かってるってことはルーもお仕事?」

ルシマ
「あ、ネリーちゃん、おはよう。うん、仕事しようと思って」

ネリー
「おっし、じゃあ、共に頑張ろうぞv」

ルシマ
「うん、頑張ろうね」

ネリー
「ふふふ、ところでさあ、ルヴィとの関係はどう? ま、聞くまでもないだろうけども」

ルシマ
「えっと、そうだね。変わりない、かな…」

ネリー
「そっかそっか♪ ラブラブですなー。うふふふ、良きことで〜^^」

ルシマ
「ネリーちゃんはアスとはどう?(^^)」

ネリー
「う…、ルーも反応が鋭くなってきたわね…。ま、まあ、わたし達は普通かなぁ。多分」

ルシマ
「どっちかっていうとネリーちゃんのほうから積極的に話しかけてるみたいだよね。アスは優しい?」

ネリー
「まあね。だって、なんかアスってば普段は割と淡白なんだもん。でも、デートではなんか仕切りたがるっていうか…。うー…。ルーってば、お兄さんなんだから、優しいかどうかくらい分かるでしょうにっ!///」

ルシマ
「アスってネリーちゃんと私とでは全然態度違うよ〜。ときどき意地悪したりするみたいだけど、でも、すごーく、大切にしてるって感じだもの」

ネリー
「そうかなあ〜? ぞんざいに扱われてるなーと思うときもしばしばだけど? むかつくー!って思うのもよくあるし。突っ込まれまくりだしさー」

ルシマ
「そんなこと、ないよ。双子の妹がそう言ってるんだから、間違いない」

ネリー
「…うー…、そういうもんなのかな。なんか恥ずかしくなってきたから///、この話はここですとっぷね」

ルシマ
「うん。っていつの間にかウルグまで到着してるね。じゃあ、お仕事しよっか」

ネリー
「おー、頑張りましょ♪」

ルシマ
「って、あ、そうだ。ネリーちゃん達ってどこまで進行してるの?」

ネリー
「って、結局さっきの話の延長上ね…。ん〜、…えと、あとはアイシャ湖だけ…かな?」

ルシマ
「わ、ホント!? 私達と同じっ!」

ネリー
「あれれ、そうなの?」

ルシマ
「…。今、とある考えが浮かんじゃったんだけど、聞いてくれる?」

ネリー
「お、ルシマからの提案なんて珍しい! なになに〜?」

ルシマ
(ごにょごにょごにょ)

ネリー
「ふむふむ…。おおっ。それ、いいかも♪ だって、なかなかないよね!」

ルシマ
「ネリーちゃんのほうはいいの?」

ネリー
「ん〜。そうだな。別に大丈夫、かな…。ちょっと早いかなー、とも思うけど、やっていけそうだもん。毎日ツッコミいれられまくりーって感じだろうけどー。ルー達は…ああ、君達は聞くまでもないな、うん」

ルシマ
「じゃあ、そうしましょ。うん、決まりね^^」



<それから数日の後>

ルヴィース
「おーい、ルシマー!(近寄ってくる)悪い、待ったか?」

ルシマ
「あ、ルヴィ♪ ううん、全然」

ルヴィース
「えーっと、じゃあ、アイシャ湖に行こっか?」

ルシマ
「…うん^^」

ルヴィース
「おー、今日も良い天気だなぁ」

ルシマ
「そうだね。とっても気持ち良い〜」

ルヴィース
「そういや、朝、ネリーが布団干してたっけな。朝早く、ミレイや俺の布団はぎにきてさ。大変だったんだよ。ミレイがもうちょっと寝てるーっつってさ。ネリーが問答無用で叩き起こして…。それでレイド親父がなだめたりしてさ」

ルシマ
「ふふ。なんか楽しそうだね、ルヴィの家って」

ルヴィース
「そのネリーだけど、実はあいつのほうがアスにベタ惚なんだなぁ。昨日もなんか惚気っぽいの聞かされたしな。…アスのどこら辺に惚れてるのかは、あんまよく分からないけど」

ルシマ
「拳では分かりあえなかったの?、なーんて(^^)」

ルヴィース
「そうだなあ。ある程度は分かったかなー」

ルシマ
「狽チて、本当に分かるものなの!?(@@」

ルヴィース
「おう、良い奴だってことは理解したぜ♪ やっぱそういうところはルシマの兄貴だよな^^ 結構似てる部分が多い気がするぞ」

ルシマ
「そうかな…。顔のことは置いておいて昔は似てない双子、ってよく言われてたものだけど…」

ルヴィース
「んなことないさ。似てる似てる。だって、俺、すぐにルシマ達が顔だけじゃなくて双子だって分かったから」

ルシマ
「そっかあ。…、そういうものなのかもね。あ、アイシャ湖ついたね」

ルヴィース
「ああ…」

ルシマ
「…いつ見ても綺麗な湖だね(な、なんか緊張するなぁ…)」

ルヴィース
「そうだなあ。光がキラキラしてるよな」

ルシマ
「…(ドキドキ…)」

ルヴィース
「あのさ、ルシマ…」

ルシマ
「う、うん、なあに?」

ルヴィース
「…うー、ちょっと待ってくれ。落ち着けー、俺の心臓。
…。
…。
おっし!」

ルシマ
「…」

ルヴィース
「(真っ直ぐ目を見ながら)俺と結婚して下さい!」

ルシマ
「…うん、私も結婚したいと思ってたの^^」

ルヴィース
「…。
(緊張していた顔がだんだん笑顔になっていく)
や…、やったああ!(><)マジでありがとう、ルシマー(ぎゅう)。恋人になるときも言ったけど、絶対に大事にする。俺、これからずーっとルシマのこと守るから!」

ルシマ
「うん。頼りないかもしれないけど、私もルヴィのこと守るからね(*^^*)」

ルヴィース
「よし。んじゃ、早速予約しに行くか♪」

ルシマ
「うん♪(そういえば、ネリーちゃん達はどうなったのかな…?)」



ルヴィース
「式は次の25日だな。…お? 先約があるぞ…。えーと、なになに。
『午前
アストール・ファンク
ネリー・マクディル』
へえ。あいつら、先に婚約してたんだ! なんだよ、ネリーの奴、俺に知らせてくれればよかったのに!」

ルシマ
「恥ずかしかったんじゃない? ふふ、でもこれで約束通りね」

ルヴィース
「ん? 約束? なんか約束したのか?」

ルシマ
「うん、してたの。でも、ルヴィには内緒」

ルヴィース
「えー、なんだよー。教えてくれればいいのに…。ちぇっ。ま、何にしろあいつらと同じ日に結婚式かあ。なんか不思議な感じだなぁ」

ルシマ
「もし、子供が誕生したら、子供達同士も仲良くなってくれるといいよね^^」

ルヴィース
「だな♪」



ルシマ
「もともとは結婚をもう少し遅らせようとしていたのに、こんなふうに早くなったのは理由があります。プレーヤーさんが、アスとネリーちゃんの交際の様子を一緒に見てて、二人が20日までに婚約しないと多分交際が停滞するってことで、その前までに婚約させて、じゃあ、私達も一緒に結婚式を挙げよう、ということになったようです。
どうして二人が20日までに婚約しないと停滞するかというと…。
覚えておいででしょうか。前の下準備編でオレグお兄ちゃんが「アウローラさんのプレイ終了間際に全能っ子がヒットしていたのを忘れていた」と言っていたのを。
…そうなんです。実は彼と私達、同じ年なんです…。
20日のエナコンの日、ネリーちゃんは確実に彼に投票しに行くでしょう。そうするとまたまた確実にその全能の彼はネリーちゃんの友人欄に入ることになるでしょう。
…。
そうなると、二人の相性がよほど良くない限りは無才のアスでは到底魅力は適いません。そうなると、アスのほうから誘いに行った場合「用事があるのでまた今度」と断られることになります。
…。
じゃあ、そうなる前に婚約させてしまえー、というのがプレーヤーさんの考えだったんです。
ネリーちゃんがおしゃべりで休日でもアストールに頻繁に会いにいってくれるので、調整が随分ラクみたいだったみたいですね^^
何はともあれ、一緒の日に結婚。とっても楽しみです♪」



<そして、結婚式当日>

アストール
(次は誓いの言葉だぞ、覚えてるか、ちゃんと。ぼそぼそ)

ネリー
(う、だ、大丈夫…、のはず;;)

アストール
(お前って、ホント物覚え悪いよな…。それとも本番に弱いのか?)

ネリー
(うぅ、仕方ないじゃないのぉ…。こんな時にまでそんなこと言わないでよっ)


ルシマ
「なんか見てるこっちがドキドキしてくるね…」

ルヴィース
「リハーサルみたいなもんだよな。俺達の式、この後すぐだし」

ルシマ
「…うん。私、二人の式が終わったらここでそのまま待っていようかな…」

ルヴィース
「俺はちょっと一回りしてくるよ。なんか緊張しちゃってさ、頭ん中ぐっちゃぐちゃだから、ちょっとほぐしてくる」

ルシマ
「うん、分かった。あ、終わったみたい」


アストール
「じゃあ、その新居に行くか」

ネリー
「う、うん…」

アストール
「ほら、手。ついてこいよ」

ネリー
「(手を繋ぐ)うん。じゃあ、行こっか」

ルシマ
「二人とも、お幸せにねー♪」

ネリー
「わあ、ルー、来てくれてたんだ。ありがとう! ルー達もこの後ね♪ …ルヴィ、訓練してて遅刻するんじゃないぞ!」

ルヴィース
「するわけないだろっ!」

アストール
「おれ達も後から参列するから。晴れ姿、楽しみにしてるからな、ルシマ」

ルシマ
「うん、ありがとう♪」



ルシマ
「ドキドキするなあ。新しい家はどこになるんだろう? 仕事場から近いといいなぁ。私も結婚して、新しい家庭を築くんだなぁ。これまで育ててくれたブランドンお義父さん、本当にありがとう…。あんまりプレイ日記では触れなかったけど、お姉さんは美人さんでついなついちゃったし、お義兄さんもお義父さんもとっても優しい人でした。お義母さんはどちらかというと武術派でかっこいい人で、義弟のタルポットもかわいかったなぁ。弟なんて今までなかったから、不思議な感じだったけれど…」

ルヴィース
「ふぅ、戻ってきたよ。ただいまー。っつうのもおかしいか」

ルシマ
「ふふ、おかえり。緊張はほぐれた?」

ルヴィース
「うー、あんまりほぐれなかったかも。でも、ま、多分大丈夫だ!」

ルシマ
「うん、私もルヴィと一緒なら多分大丈夫」

ユナン
「あ、おれが一番乗り!と思ったのに、二人ともすでに待機してるし。準備万端ってとこか?」

ルヴィース
「お、ユナン、きてくれたんだな!」

ユナン
「勿論さ! だって、親友が結婚するんだもんな。幸せになれよ!」

ルヴィース
「もちろん! お前も、グレアーちゃんとの仲が進展したら、教えてくれよな(にまにま)」

ユナン
「う…、な、なんでルヴィまでグレアーとのこと; …さては、ルシマちゃん、教えたな〜?」

ルシマ
「あはは、ごめんね。問い詰められちゃって隠し切れなかったの(^^;」

ユナン
「あー、もう、仕方ないか。まあ、結婚とかになったら、また報告するさ」

ルヴィース
「おう、楽しみにしてるぜ♪」

ユナン
「あ、そろそろ開始するよな。じゃあ、おれは参列客のところに言ってるから。またなー」

ルシマ
「そっか、もうすぐ…」

ルヴィース
「…」



<滞りなく式は順調に進んでいき、いよいよ誓いの言葉に…>

ルヴィース
「(ここが一番緊張するな…)どんなに辛いことがあっても助け合って」

ルシマ
「幸せな家庭を築くことを誓います(ああ、良かったー。ちゃんと言えたよ〜;)」

ルヴィース
「次はお金交換だな。狽チて、ルシマ、お前、成人直後だっていうのにお金こんなに持ってんのか!?」

ルシマ
「あ、うん、お弁当代に貰ったものなんだけど、余っちゃって。で、一番良い仕事道具も借りたんだけど、まだ残ってるの。ルヴィ、好きに使っていいからね」

ルヴィース
「ああ…、じゃあ、訓練アイテムでも買いに行こうかな…。…。そうだな。おっし、頑張って訓練してドラゴンゲイルを習得してやるぞ!」

ルシマ
「うん、頑張ってね♪」

ルヴィース
「ええと、じゃあ姓はどうする?」

ルシマ
「ルヴィのほうにしましょ。そのためにプレーヤーさんがレイドさんで養子にとれるように頑張ってたんだし^^」

ルヴィース
「じゃあ、マクディルで」

ルシマ
(今日からルシマ・マクディルかあ…。うん、良いかも^^)

ルヴィース
「じゃあ、新しい家に行くか♪」

ルシマ
「うん(新居は港区東かあ…仕事場からは遠いけど、浜に近いし訓練はしやすそうだからいいかな)」

ルヴィース
「んでは、失礼して…よいしょっと!(ルシマをお姫様抱っこ)」

ルシマ
「煤i@@; るるるる、ルヴィー!?!?」

ルヴィース
「やっぱ、一度はやってみたいじゃん、な♪」


ネリー
「あっらー、ルヴィってば大胆♪ …ねえねえ、アス、わたしもあれ、してもらいたかったなーなーんて♪」

アストール
「あのなあ。あんな奴と一緒にするなよ。持ち上げることはできるかもしれんが、そのまま歩けるほどの力はないぞ。大体、実際にあんなのやったらお前の方が絶対恥ずかしがってじたばたするだろうに」

ネリー
「む。…な、何よ。むかつくわねー///(図星をさされて照れている)。ふ、ふーんだ。それはアスがルヴィみたいにできるようになってから言いなさいよね!」

アストール
「はいはい。
…。
(ルシマ、今なら心から祝福できる。おれも、ネリーとなら楽しくやれそうな気がするんだ。だから、お前も願っててくれると嬉しい。互いに幸せになれるように)」


ルシマ
「ああああ、あの、ルヴィ、は、は、恥ずかしいんだけど…;;(首にしがみつく)」

ルヴィース
「大人しくしてろって。このまま新居まで運んでやるからさ♪ しっかし、ホント、ルシマって軽いのなぁ」

ユナン
「ひゅーひゅー、ホント、二人ともおあついな〜。ルヴィ、途中でルシマちゃんを落としたりするなよー^^」

ルヴィース
「ばーか、そんなヘマするかっての♪」

ルシマ
「うう…(うっわああ、道行く人に大注目されてる〜;)」



ルヴィース
「はーい、到着♪ …ああ、すっかり日が暮れちゃったなー」

ルシマ
「る、ルヴィがずっとお姫様抱っこのままで歩くからだよ; …体、平気?」

ルヴィース
「全然平気! こんなくらいで、へばるような鍛え方はしてないからなー」

ルシマ
「ならいいんだけど…」

ルヴィース
「おっし。んじゃ、家ん中入るぞー。おお、ここが新居かー♪ そういえば、贈り物があるっつってたよなー。なんだろ?(アイテム庫をごそごそ)お、卵を発見したぞ♪」

ルシマ
「卵かあ。そういえば、子作りに効果あるとかなんとか…」

ルヴィース
「…子作りか」

ルシマ
「…」

ルヴィース
「…」

ルシマ
「えっと…」

ルヴィース
「じゃあ、使ってみる…?」

ルシマ
「…え…(どきどき)」

ルヴィース
「ルシマ…(真面目な顔でルシマを見つめる)」

ルシマ
「る、ルヴィ…(ドキドキ)」

ルヴィース
「…(ルシマにキスをする)」

ルシマ
「…///」

ミレイ
「ルーちゃーん、ルーちゃーん!!!(大きな音を立てて扉を開けて、中にずかずかと上がりこんでくるミレイ。笑)」

ルヴィース&ルシマ
!!!!煤i@@)(咄嗟に互いから離れた。笑)」

ルヴィース
「って、み、ミレイ!?煤i ̄□ ̄; お、お前、一体何しに…」

ミレイ
「あのねあのね、宣言通り、新婚初夜の邪魔しにきたんだよ〜。ねね、ルーちゃん、明日遊びに行こっ?」

ルシマ
「あ、明日は用事があるから…ごめんね(^^;」

ルヴィース
「なあ、ミレイ、…ルシマはもう俺の嫁さんだからさ、いい加減諦めてくれよ、な…?」

ミレイ
「やーだよー、ぼく、諦めないもん! …むぅ、仕方ない、今日は帰るけど…、またくるからね! ルーちゃん、じゃあね〜♪(そしてそそくさと去っていく)」

ルヴィース
「だから、くるなって…。…。あいつ、ホントに人の話聞いてないな;」

ルシマ
「…(汗汗)」

ルヴィース
「はぁ。なんか、最後の一件だけでどっと疲れたな…」

ルシマ
「だね…(^^; あ、あのね、でも、ルヴィ、信じてね。どれほどミレイ君が来ても、絶対に誘いに応じたりはしないから」

ルヴィース
「ん。分かってる。信じてるよ」

ルシマ
「うん。だから、ルヴィも…」

ルヴィース
「分かってる。俺も同じだ」

ルシマ
「良かった…。ねえ、ルヴィ、これからはずっと一緒にいられるのね」

ルヴィース
「ああ、ずっと一緒だ。一緒に幸せになろうな!」

<本編:9話『結婚式』おしまい♪>

顔画像の転載禁止。
(C)2002 althi Inc./(C) 2002 Riverhillsoft inc.
第8話 / 戻る / おまけ&裏話へ